世界観

World

時は史実でいう、1969年。
一発の銃弾が招いたかの大戦が終わってから50年。

生き残った国々が門扉を開いてからは30年。
人類は、二度目の惨禍を招くことはなかった。
あまりにも、かの大戦の惨禍が大きすぎたのだ。
戦争に勝利するために自国のみのことを考え、
戦争に勝利するために新たな種族の育成に励んだ、その罪による惨禍が。

...彼らは銃弾を知らない。流れる鮮血を知らない。なのに、差別だけ知っている。
他国のものを蹴飛ばし、唾を吐きかけて。
多種族のものを殴り飛ばし、差別の言葉を吐きかけて。
それを嘆いたとある人物により、【五大学園(Big Five)】が設立される。
五カ国を国による差別が出ないように色で呼称し
五種族を種別による差別が出ないよう機械で支援し
そうして、全寮制の善良なる学園は開校した。
差別なき教員とともに、差別なき生徒を育て、差別なき世を目指すために__